※このページは古い記事です。最新のFinaleには応用できないこともありますのでご了承ください。


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まずは音量を考えてみましょう。原曲では冒頭4小節がフォルテ、その後5〜7小節目がピアノで8小節目でまたフォルテになります。このフォルテを大きく力強い演奏に、ピアノを軽やかなかわいい感じになるようにしてみましょう。

とりあえずフォルテの部分をオクターブで重ね和音を補充してみました。この時扱う楽器では出ない(使わない)音域は付け加えても意味がないので書きません。各楽器の音域については楽器編成 木管楽器編にて。今回は吹奏楽の木管セクションだけを使うので冒頭のベースのCなどは重ねません(吹奏楽全体ではテューバやストリングベースがいるので重ねたいんですが)。

スケッチでは楽器別の表現ができないので楽器を指定したいときはテキストで書き込んでおきます。フォルテの部分はテュッティでいいのですがその他の部分はどの楽器で演奏するか(できるか)書き込んでおいたほうがアイデアをまとめやすいと思います。

アーティキュレーションや表情記号を加えました。4小節目、7小節目には原曲にない強弱記号を付けました。原曲の場合、音量の変化を急にするかやんわりするかは演奏者が決めることですが、吹奏楽ではそういうことはないほうがアンサンブルがうまくいくのでここでは勝手ながら付け加えてみました。7小節目のスラーも変更しました。ピアノと管楽器(と弦楽器)ではスラーの演奏方法が違いますしその解釈の仕方も違います。管楽器の場合はただ単純にタンギングをするかしないかを表す記号ですのでこの原曲のようにスラーの終了音と開始音が同じですと演奏者は混乱してしまいます。

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